私は、エックスサーバを愛していましたが、この度、エックスサーバを解約して、ConoHa WINGを契約しました。wordpressのブログで人気の両レンタルサーバを比較しつつ、ConoHa WINGも愛した理由をご紹介します。
ウェブマーケティング業界で働いている龍由樹@ペンギン新聞です。
はじめにエックスサーバを否定している訳ではないですよ。
私の知っている有名ブロガーさんは、みんなエックスサーバを使っていることは知ってますよ。
私も一時期、会社で使っていました。だからエックスサーバは好きなサーバです。
以前、転職も考えましたから。(マジで)
ただ、今は、ConoHa WINGしか使っていません。
なぜならば、以前は嫌いだったGMOもConoHaのイメージもWINGの登場で覆されてしまったからです。
だから、私は、エックスサーバを解約して、ConoHa WINGだけを使うことにしました。
ConoHa WINGって凄いんだぜぇ!という、私の私による私だけの評判、口コミ記事を書くことにしました。
wordpress の速度改善をしたいなら、あなたが初心者でもプロでも、ブログを愛しているなら、ConoHa WINGも比較対象にしてよいでしょう。
私がエックスサーバを解約したワケ
Conoha WINGを契約した理由を書く前に、なぜ、ブロガーの王道でもあるエックスサーバを解約したのかをご説明したいと思います。
正直、エックスサーバは好きです。
でも、あるとき、気がついてしまったんです。
エックスサーバってTracerouteコマンド打つと分かるのですが、「さくらインターネット基盤」です。どうも、さくらインターネットの大阪データセンターに置かれているみたい。
つまり、これって、
って思ってしまったんですね。
途端に、VPSのように自由度が高いわけでもなく、データセンターの場所は選べない。
それなら、さくらのVPSを選べばいいし、ロケットスタートしたいならConoHaのWINGは簡単。
もし、さくらインターネットの大阪データセンターに障害が落ちたら、日本中のブロガーのサイトが落ちるワケ。
なら、私は他のブロガーが選ばないConoHa WINGを選ぶのも面白いかなと思ったのです。
なんか、他のブロガーと横並びで使っていても面白くない!というのが切っ掛けです。
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
ConoHa WINGの速度もイイ
で、Conoha WINGを契約してみました。
知人のエックスサーバの速度と、私のサイトはほぼ同じサイト構成なので、単純比較はできないのですが、比較してみました。
ネットワークのレスポンス速度
ネットワークのレイテンシを比較してみました。
東京都内からのPING結果です。
エックスサーバ
202.254.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =12ms
202.254.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =11ms
202.254.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =12ms
ConoHa WING
150.95.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =5ms
150.95.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =4ms
150.95.xxx.xx からの応答: バイト数 =32 時間 =5ms
正直、ConoHa WINGの方が早いですね。
4msって。
私が東京に住んでいるからかもしれませんが、ConoHa WINGに軍配です。
Google Speed Insight
厳密には同じサイトの比較ではないので、参考程度ですが、コンテンツの初回ペイントの部分を比較してみます。
エックスサーバ
ConoHa WING
エックスサーバもConoHa WINGの比較では、ほぼ変わらないですね。微妙にエックスサーバの方が速いですが、サーバスペックに差はなさそうです。
ConoHa WINGの価格は激安
ConoHa WINGの料金はシンプル!
・ベーシックプランで1200円/月
※ 1時間2円なので月途中でも損がない
・ベーシックプランでも転送量目安2.5TB/月
・ベーシックプランでもSSD 200GB
・ベーシックプランでもDB数60個
・最低利用期間なし
なんですよね。
つまり、月額1200円だけで、初期費用もないしAWSのように時間課金なので嫌なら1時間で解約すれば2円の損失ですみます。
実質的にお試し期間に近い契約ができるんです。
ちなみに、私のサイトが月間18万PVで月間転送量150GB程度なので、単純計算で月間100万PV以上でも、1200円のベーシックプランでOKという計算が成り立ちますよね。
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
ConoHa WINGの機能は価格以上
標準搭載されている機能は以下の通りです。
オプションではありません。強いてデメリットを言えばバックアップの復元でDBは無料だけどWebサイトデータの復元は有料なところかな。wordpress側でもバックアップを取っておけばOKですけどね。
・無料独自SSL
・wordpressかんたん移行機能
・過去14日のバックアップ(リストアはDBは無料。WEBは有償です。)
・モリサワWebフォントを30書体無料
・サーバ混雑時の別サーバ移行
・メールアドレス無制限
・メーリングリスト無制限
・マルチドメイン無制限
・プラン変更可能
・SSH可能
・cron可能
・wordpressとEC CUBE自動インストール
・エラーページカスタマイズ
・htaccess編集可 (でもサーバはnginxという不思議)
・php.ini編集可
・使いやすいウェブ上のファイルマネージャ (FTP接続も可能)
・WAFやwordpressのセキュリティ系の制御もコンパネから細かく可能
・DNS標準装備
すみません。ここで断念しました。
他にも機能はあるのですが、書き切れません。1200円でこれは安すぎます。
ConoHa WINGが爆速なワケ
機能が充実していて、安いのは分かったとして、国内最速を謳うConoHa WINGが速い理由を探ってみました。
ウェブサーバ基盤はnginxらしいのですが、PHPの実行環境に「LiteSpeed LSAPI」を使っているんですね。
普通のレンタルサーバは、まだまだFastCGIがメインなので、LiteSpeed LSAPIは最新の技術と言っても過言ではないでしょう。速度に定評があるLiteSpeedなら速いわけです。
ウェブの通信環境は、「HTTP/2」で、ここはエックスサーバと同じかな。
その他のConoHaの特徴としては、サーバのレスポンスヘッダにコンテンツキャッシュとブラウザキャッシュのコードを入れてくるので、wordpressをチューニングしなくても速くなるというメリットがあります。
つまり、wordpressが遅い時、プラグインを使って速くしなくても、サーバ側で速度改善をしてくれるということなんですね。
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
メール関連が改善されているWING
これまで、ConohaのVPSでは、メール関連の機能が非常に弱く、しかもメールサーバはオプションでした。加えて、ウェブメールはなかったと思います。
でも、ConoHa WINGは非常に使いやすいウェブメールが提供されており、メールアドレスも無制限に作れます。
機能も
・迷惑メールフィルタ(F-Secure社謹製)
・メーリングリスト無制限
・メール自動返信
が標準でついています。素晴らしいですね。
メールの送信数制限は分かりませんが、ここは他のレンタルサーバと同等でしょうから、もし、メールの大量送信が目的なら、SendGridなどを別契約する必要があると思います。
でも、ここまでできて、1200円は安すぎだと思います。
完全にエックスサーバをライバル視している気がしますね。
エックスサーバは、まだ、初期費用ありで契約期間もあるので、将来的にWINGと競争してもらえると嬉しいです。私がエックスサーバを再契約する理由になるから・・・。(私、飽き性なので、エックスサーバ愛も残っているし、飽きたら戻るタイプなんです。)
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
ConoHa WINGは管理画面が初心者からプロでも使える
ConoHa WINGの管理画面は正直言って、初心者が使いやすい設計になっています。
難しいことはなし!wordpressが初めての方でも30分で導入可能だと思いますね。
でも、プロが使えないかというと、全くそんなことはなく、非常に整理されていて使いやすいのは、間違いないですね。
サイトは切り替えて使う
ConoHa WINGを使いたい人の中には複数wordpressサイトを運用している方が多いと思います。
ConoHa WINGは、基本、サイトごとに管理画面をスイッチして使う形式です。
プルダウンで選んで、どのサイトの管理をするか切り替えるイメージです。
設定は超簡単
新しいサイトを立ち上げる場合も、ドメインを追加して、そのドメインに切り替えて、アプリケーションの新規作成をするだけのイメージ。
wordpressの初期設定画面レベルの内容を入力すれば、wordpressがインストールされた状態で、2分程度で新サイトが立ち上がります。
なお、別サーバからwordpressを移行する場合は、「かんたん移行」を選択すれば、簡単にwordpressの移行が完了します。
サイトのセキュリティ
WAFやwordpressのログイン画面制限、ディレクトリ制限、IPアドレス制限、海外からのコメントやトラックバック、アクセスそのものを遮断する機能が細かく設定できます。
ボタンのON/OFFレベルで設定できるので、超簡単です。
ウェブFTP
WinSCPを使ってFTP接続することもできますが、正直、必要ないです。
理由は、超使いやすいウェブFTPが提供されており、ファイルはドラッグアンドドロップでアップロード可能。編集もダブルクリックでOK。Google Drive並の使いやすさです。
cron
cronも管理画面から可能です。
細かく設定できますね。あまり使わないと思いますが、一部のwordpressのプラグインでcronを使わなければいけないときは、SSHのコンソールレベルで設定できますね。
DNS
ConoHa WINGはムームードメインと同じGMO系ですが、ムームーDNSと違って高機能。TTLも自由に設定できるので、私みたいに頻繁にDNSをいじる人にはお勧め。
Conoha VPS同様にGeoDNSもついていますが、こちらはオプションです。
ちなみに、Let’s encryptの無料SSLをコンパネからインストールできるのですが、Conoha WINGのDNSのTTLを600秒くらいに設定していても、SSLのインストール完了までは30分くらいはかかりますね。
ただ、SSLはConoHa WINGのDNSを使わなくても、別DNSのAレコードを指定できるので上手に移行すれば、SSLのダウンタイムを削減できそうです。
メール機能
メールアドレスは無制限で作れますが、各メールアドレスごとに容量制限を設けられるので、社員向けに大量に発行したい場合はいいかも。
WebメールはOutlook的な使用感で嫌いじゃないですね。私は。
インタラクティブ的な感じです。
障害はあるのか?
サーバは機械である以上、どんなレンタルサーバでも障害は発生します。
もちろん、ConoHa WINGもあるはず。
でも、1分ごとのPING監視をしていますが、今のところ夜間に遅くなったり落ちたことはないですね。夜22時頃でもレスポンス速度はまったく変わらず爆速です。
私のサイトは、日曜日の午後10時に最大のアクセス数をはじき出すのですが、レイテンシは5msのままでした。
ちなみにサーバが混んできたらボタン一つで、他のサーバへ移行できます。
【国内最速No.1】高性能レンタルサーバーConoHa WING
サポート体制は?
ConoHa は、平日だけになりますが、電話サポートを提供しています。
実際に問い合わせてみたことがあるのですが、正直、技術力は高くない様子。
折り返し対応になってしまいましたが、最終的には聞きたいことに解答してもらえたので、サポートは問題なしとします。
こんな感じのConoHa WINGですが、エックスサーバと良い意味でライバルになっていると思います。一緒に競い合って、さらに良いサービスになってくれればいいですね。