商品名で検索するとメーカーの公式サイトの上に、広告を出稿している会社があります。その理由を知れば、アフィリエイトで稼げる商材が分かります。
ウェブマーケティング業界で働いている龍由樹@ペンギン新聞です。
今まで疑問に思ったことはありませんか?
例えば、GoogleでAmazonを検索すると、Amazonの公式サイトがトップに表示されるのに、さらにその上にAmazonのリスティング広告が表示されます。
普通に考えれば、意味が分からないですよね。検索トップに自社サイトが表示されるのに、その上に広告を表示してしまっては、無駄な広告費がかさんでしまいそうです。
これ、Amazonに限ったことではなく、アフィリエイトに出稿している広告主の多くがやっていることです。
なぜ、そのような無駄なことをするのでしょうか?
理由は、
です。
アフィリエイト会社が成果を横取りするワケ
この事実を知ると、アフィリエイターのみなさんは、えーっと落ち込むか、怒るかどちらかでしょう。
だって、一生懸命にアフィリエイトで宣伝しているのに、その広告主に成果は横取りされることになりますからねー。
でも、ここにアフィリエイターが入り込める余地があることを理解していない人が多いようです。
確かに、広告主はアフィリエイターを活用して記事を書かせて無料で宣伝しつつ、成果は横取りしてこようとしています。
しかし、なぜ、そのようなことをするのか裏を考える必要があります。
要するに、一部の消費者は、公式サイト以外から情報を集めたいと考えているのです。
例えば、前述のAmazonの場合を考えてみましょう。
Amazonにはたくさんの商品が出品されていますが、あくまでも販売サイトです。
各商品ページには、ウリが書かれていますが、あくまでも、それはAmazonに出品しているメーカーの視点で書かれた一方的な売り文句でしかありません。
でも、リアルな使用感や実感は、メーカーの売り文句を読んでも伝わりませんよね。
Amazonの商品レビューもまとまりがあるわけではありません。
つまり、消費者は、Amazonの公式サイトを素通りして、検索下位の口コミサイトや比較サイトを見にいきたいと考えている人が多いのです。
それを食い止めるために、あえて広告を出稿し自社サイトに呼び込んでいる意図があります。
アフィリエイトは検索下位だから稼げる
ここまでお話しした内容は、あくまでもAmazonを例にあげましたが、ASPに出稿している広告主の多くが実践しています。
美容系、転職系、出会い系・・・。ほとんどのアフィリエイト広告主がAmazonと同じように公式サイトの上に広告を出稿しています。
ここまでお読みになった方は既にご理解いただいたと思いますが、アフィリエイトで稼ぎたければ、検索トップを素通りして検索の下位に流れてくる消費者を刈り取りすると、上手く稼ぐことができます。
だって、ユーザのニーズは、公式サイトに書かれていないこと・・・。つまり、口コミやリアルな使用感、関連商品との比較などを求めていることが明白だからです。
例えば、「転職+エンジニア」で検索したユーザが、検索トップの広告を素通りしてきた場合、少しでも給料の高い転職先を紹介してくれる転職エージェントの比較記事を読みたいと思っているかもしれません。
あなたは、転職エージェントの口コミをまとめて、転職エージェントの特徴や、どのエージェントが稼げる仕事を紹介できるのか紹介するだけで、CV(コンバージョン=成果の発生)につながるでしょう。
アフィリエイトの商機は、
と裏読みするところにあります。
あえて公式サイトにアクセスしなかったユーザの行動を裏読みして、その期待に応えられるアフィリエイト記事を書けば簡単に成果報酬を得ることができるのです。
アフィリエイトで稼ぐ究極の方法
ここまでお話ししたことをまとめると、
・公式サイトの広告をグーグルの検索画面に出稿している広告主は、公式サイト以外で情報を集めたいユーザが多い商材であることを意味します。
・なぜ、消費者が公式サイトへアクセスせず、あなたのブログにアクセスしてきたのかを裏読みすると、ブログの記事で、どのような訴求をすべきなのか分かります。
・一般的な消費者は、「口コミ」「オススメ」「評判」など、第三者目線の評価を知りたいと思っています。ここを刈り取るのが上手なアフィリエイトの進め方です。
一言にまとめると、グーグルに広告出稿をしている広告主こそ売れる商材を提供している会社です。
冒頭で、広告主は、あなたに商品紹介をさせて、成果だけ横取りする存在と書きましたが、実は、稼ぎを横取りされている訳ではなく、そこにニーズが存在することを気がつくべきでしょう。