ブログをSEOテクニックで稼げる時代は終わりました。そろそろキーワードSEOも終焉。次世代のブログ集客方法は、全部、鴨頭嘉人氏のセルフブランディングから学べます。
ウェブマーケティング業界で働いている龍由樹@ペンギン新聞です。
1年に3回程度行われるGoogleのコアアップデート。
Googleのアップデートの度にブログのアクセス数の乱高下に悩まされている方は多いのではないでしょうか?
ツイッターでも話題になっていますね。
こちらの方、悲惨ですね。主要キーワードが1位から50位60位とランクダウン。恐らくアクセス数も急減しているに違いありません。
Googleさん、2時間前まで「1番好き♪」って言ってませんでしたか?メンヘラかな?
コアアップデートの影響なのかわかりませんが…とりあえず、変動終わるまで待機ですね。 pic.twitter.com/RQbCLTlvOF
— まさや (@masaya_afi) June 4, 2019
ちなみに、私のサイトもアクセス数が半減してしまいました。
ただ、ある2点に力を入れているブログはアクセスが減少せず、むしろ伸びているんです。
それは、
・テーマやメッセージに統一感がありユーザの定着が多いブログ
です。
今回は、私が普段、研究している鴨頭嘉人氏のセルフブランディングに注目し、ブログの価値の高め方を考えようというちょっと別視点の切り口で考えてみたいと思います。
サイト価値を高めるサイテーションとは
鴨頭嘉人氏の話をする前に、最新のSEOで重視されるサイテーションについてお話しします。
サイテーションを一言にまとめると
ということです。
SEOで被リンクが多いと検索順位が上昇しやすいことは昔から知られてきましたが、今は、被リンクに関係なくSNSや他のブログでサイト名や管理者の名前が多く書き込まれているほど検索順位によい影響があるとされています。
実は2017年頃からGoogleは、サイト価値の判断としてネット以外を含めた知名度を重視すると発言してきました。
この流れは2020年、2021年以降、年々、強化されていくと思われます。
恐らく、サイテーションはネット以外の影響力を測るための物差しとして使われているのだと考えられます。
ちなみに、私は、Googleがサイテーションを測る方法として、キーワードではなく「サイト名」や「著作者」の名前で検索され、その回数が多いほどサイトの順位は上昇するのではないかと考えました。
そこで、こんなキャンペーンをツイッターで打ってみました。
@aja_kennavi
🎁毎月開催中!Amazonギフト1000円分🎁アマゾンギフト毎月2名様へプレゼント‼️
ステップは次の2つだけ😀
1⃣この投稿をリツイート
2⃣ウェブで『恋ピット』を検索し、気に入った記事をツイート当選者にはDMで連絡‼️
今月期限:2019/7/31迄#懸賞 #応募 #プレゼント #キャンペーン
— リコの恋ピットfor女子 (@koipit) June 24, 2019
このキャンペーンのポイントは、以下の通りです。
・サイト名で検索させる
・サイト名からここの記事へ遷移させて記事を拡散させる
つまり、サイト名でGoogle検索をして記事をツイッターに投稿してもらうキャンペーンです。
このキャンペーンを実施したところ、ブログのアクセス数が急上昇。
GAの画像を貼っておきますが、一気にドメインパワーが強くなった印象です。
(ちなみに、キャンペーンの参加者は数名なので、それでPVが増えた訳ではない)
私がにらんだ通り、キーワードで順位アップを狙ってもアクセス数が増えにくくなっている代わりに、どこかでブログの名前を知っている人が、ブログ名で検索すると、全ページの表示順位が上がったことを意味しています。
これからのブログは、SEO対策に力を入れるのではなく、SNSやYouTubeを活用して、ブログや執筆者の知名度をあげるセルフブランディングが重要であることが分かります。
メッセージ性に統一感が必要
もう一つ、これからブログを成長させて行く上で重要な考え方があります。
それは主義主張、スタンス、メッセージ性の統一感です。
Googleは以前から、サイトの独自性もSEOに大切な要素であると発言してきましたが、実はこれ、再訪率のことを指していると思っています。
というのも、今は個人が情報発信を簡単にできる時代になって、同じような内容のサイトが増えているんですね。今も着々と似たようなテーマのブログが増殖中です。
正直、私も主義主張のない、個性が感じられないサイトは記憶に残りませんし、二度と訪れることはありません。
一方で、昔からツイッターやインスタなどのSNSは、強烈な個性がある投稿が多い人にフォロワーが集まる傾向がありました。
つまり、メッセージ性が強く、個性の軸が安定しているブログって、何度も訪れたくなるんです。
例えば、manablogのマナブさんは「ITエンジニアを薦める」ブロガーですし、副業クエスト100さんは、ポイントサイトでの稼ぎ方を強烈に打ち出しています。
人気者のブロガーって必ず主義が一貫しているんですよね。そして、その分野で○○といったらこの人!的な主義があります。
Googleの検索順位を決めるアルゴリズムって、個性を判断することはできませんから、検索するユーザの行動でしかサイト価値を判断できません。
でも、ファンが定着する人気ブログは、再訪率が高くなるため、これで判断しているとしか思えないんですよ。
お待たせしました鴨頭嘉人氏のお話です
それとYouTube講演家の鴨頭嘉人氏と、どんな関係があるのか!という話。
私は鴨頭嘉人の「自己肯定感を高めて稼げるビジネスパーソンを増やしたい!」「日本をハッピーにしたい」という講演内容も好きですが、それよりも鴨頭嘉人氏のセルフブランディングに非常に興味を持っています。
鴨頭嘉人氏は、2010年にマクドナルドを退職して、無職の時代からYouTubeで「自己肯定感を高める」をテーマに情報発信を続けてきました。
2010年にマックを退職した直後は無職で半年間ほぼ無収入。
その間にYouTubeで情報発信をしつつ、リアルな社会も1回5000円で講演を受けていたそうです。
そんな地道な活動が徐々に知名度につながっていき、2013年には法人化。
「話し方の学校」を開校して、この学校と企業講演がマネタイズポイントになっています。
ちなみに、YouTubeで稼げた広告収入は、さらにフォロワーを増やすための広告出稿に回しており、目先の収入よりもブランディング強化に力を入れていることが読み取れます。
また、興味深いことは、彼の講演は、すべて「録音、コピー可」なんです。
つまり、全部拡散してOK。パクってOKと言っているところなんですね。
情報を小出しにしたり、隠して有償販売するのではなく、あえて拡散させることで、名前を世に広めることに重点を置いています。
もちろん名前が広がれば、「話し方の学校」への入学者や講演依頼は増えますし、マネタイズポイントを直接、YouTubeから確保しようとせず、YouTubeから横展開した先にマネタイズポイントを持ってくる・・・。
このやり方は素晴らしいですよ。
ブログにも応用できる鴨頭嘉人氏のマネタイズ方法
余談ですが、鴨頭嘉人氏が「俺をパクってOK」と言ったことで、Facebookがヤバいことになっています。
鴨頭嘉人公式サロンがあるのですが、サロンに加入すると、まるで鴨頭嘉人氏になったかのように情報発信をする人がたくさんおり、鴨頭嘉人氏はほとんど発言していないにもかかわらず、ネットの住民が大量に顔出ししてYouTube講演家になっちゃってるんですよ。
中には宗教ぽくて嫌いという方もいるかもしれませんが、それで全員ハッピーであれば別にかまわないし、逆に「自動化」に成功しているんですね。
サロンの加入者自身が勝手に情報発信してくれるワケです。
で、自分の名前をどんどん有名にしてくれる・・・。
これこそ、現代のマネタイズだなぁと思います。そしてみんな好きでやっているので不幸にならない・・・。究極のコミュニティですよね。
そんな鴨頭嘉人氏は本を国内外で15冊近く出版しており、Amazonの上位にも登場。
発売日には楽天ブックスで即完売でしたからね。
私たちブロガーも、
ことは明白ですね。
ちなみに、その点、manablog氏やイケダハヤト氏は、あくまで情報発信が主なので、鴨頭嘉人氏のセルフブランディングには勝てていません。
逆に言えば、まだ、その方向性で成功しているブロガーがいないということ。
今であれば、まだ、あなたがブログ界の鴨頭嘉人氏になれるかもしれませんよ。