ペンギン新聞 (龍 由樹)

仮説!無料のストックフォトを使用するとSEOで不利になる?

SEO ペンギン新聞 (龍 由樹)

スマートフォンゲームなどを展開する企業・DNAが運営するメディアサイトが軒並み問題となり、閉鎖になった事件は記憶に新しいですよね。

WelqやFind Travelなどの同社人気サイトがクラウドワークスやランサーズで募集した素人に記事を書かせていたのを筆頭に、他のサイトからの引用を超えた転載、不正確な情報で大きな問題となり、サービスを中止する事態になったのです。

これがきっかけとなり、Googleがアルゴリズムの変更を行ったことでも話題になりました。2017年2月、Googleはこんな発表を行いました。

Google は、世界中のユーザーにとって検索をより便利なものにするため、検索ランキングのアルゴリズムを日々改良しています。もちろん日本語検索もその例外ではありません。
その一環として、今週、ウェブサイトの品質の評価方法に改善を加えました。

Google ウェブマスター向け公式ブログ『日本語検索の品質向上にむけて』

具体的にどのようなアルゴリズム変更があったのかは発表されていませんが、独自のコンテンツを持たずに引用や転載を主としたサイトが大きく検索順位を落とすことになったと言われています。

そこで、一つの仮説を立ててみました。あくまで仮説ですので、事実かどうかは分かりませんし、反論もあるでしょう。それは、いわゆる無料のストックフォトやマイクロストックフォトを使用していると検索順位を落とす可能性があるのではないか?というものです。

なぜ、無料のストックフォトを使用すると不利になる?

多くのブロガーにとって、ストックフォトは便利かつ必需品ともいえる存在です。アイキャッチ画像にも使用されますし、記事を盛り上げる意味で文中に使用する方もいるでしょう。

一方、こんな考え方もできるわけです。

無料のストックフォトは同じ写真が大量に出回っています。この状態は例の低品質なキュレーションメディアと同じではなかということです。

低品質なキュレーションメディアは、文章の転載もさることながら、写真などの画像まで「引用」と称して転用していました。

特にGoogleは同じ画像を紐付ける技術を持っています。Google画像検索の「画像で検索」機能がそれに当たります。

画像で検索

これは、同じ画像を検索する機能で、多少サイズが違ったりしていても同じ写真と認識して様々なサイトで使われているものを一覧化します。

何が言いたいのでしょうか?つまり、他サイトで使われている写真をあなたのブログでも使用すると、Googleは、それを転用とみなす可能性があるのではないでしょうか?

もちろん、多少使うであれば問題にはならないでしょう。しかし、記事の数が1000、2000と増えてゆき、そのほとんどが他サイトと重複する内容だったら・・・。質の悪いキュレーションメディアと同様に、著作権上問題があるサイトと判断される可能性を感じています。

あくまでGoogleは自動的にサイトの質を判断していますから、絶対にないとは言い切れないのではないでしょうか?

ストックフォトを使用しないで成功しているサイトがある

このことに最初に気がついたとき、いくつかのサイトが頭をかすめました。それは、ストックフォトを一切使わず、アイキャッチ画像すら使用していないサイトです。

具体的には、「こいぴた」「5セカンズ」です。

SimilarwebなどのSEOツールを使用して分析したところ、記事数は、1500から多くても3000記事程度。サイトへの流入は、ほとんどが検索エンジンからの流入です。にもかかわらず、100万PV以上を維持しています。

つまり、検索エンジンから高い評価をえているのです。

記事の質が良いのは確かですが、内容的には大手のメディアサイトなどでも取り上げられるコンテンツが多く、話題のトレンドブログのような集客方法とは違います。

加えて、滞在時間や平均ページ閲覧数も多いとはいえませんでした。

当然、高い評価を得るだけの質は確保しているのですが、逆説的に考えると、他のサイトは、同じようなブログ記事を執筆するときに、無料のストックフォトのアイキャッチ画像を使用しているために順位を落としているのではないかと思うのです。そして、相対的に順位を上げているのが、「こいぴた」や「5セカンズ」ではないか?と考えてみました。

資金力のない、中小零細企業のサイトや、個人のサイトは、無料の写真しか使えないわけですから、アイキャッチを設定する=フリーのストックフォトを使用することになりますし。

某大手メディアサイトにみたテク

一時期、私は某大手メディアサイトへ記事の寄稿をしていたのですが、その際に、必ずといってよいほど、アイキャッチ写真を変更されるのです。それも、あまり見たことがない種類の写真です。

また、担当者から聞いた話では、アイキャッチに使用する画像は、日本人よりも外国人を主体にした方が、好評であると。(要するにアクセスが増える。)

そして、有償の比較的高額なストックフォトサイトから写真を選ぶように勧められたこともありました。

これも、私が、他サイトで使われていない写真を使った方がアクセスが増えるのではないか?と考えた原因の一つです。もちろん、ダイレクトにSEO的にそのような手法を取っているのか?とは聞かなかったのですが、高額なストックフォトであれば、他サイトに使われている可能性も低くなります。

大企業のSEO担当者はもしかして、このことに気がついているのではないかと感じた一幕でした。

実際のところは分かりません。しかし、この仮説が真実である可能性は十分にあるのではないかな?と感じます。

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